インドネシア鳥事情2(スラバヤ:2013.12.01〜07)
(1)スラバヤ・ジュアンダ国際空港、(2)シェラトンホテル、(3)スラバヤ工科大学(ITS)、(4)仏塔、(5)漁港
12/1:福岡で前泊して午前10時福岡発でシンガポールに向かい、午後8時(日本時間)にようやくスラバヤ空港に着きました。便利になりすぎてシンガポールで1泊できなかったのが残念です。
インドネシア・スラバヤのジュアンダ国際空港
12/2:朝3時40分からモスクの放送が始まりました。5年前に建設中だったビルはまだ建設中?のようです。
ホテルの窓からの風景
スラバヤのシェラトンはTVが薄型になり、部屋が広くなりました。驚いたのは、シェラトンタイプの便器に簡易なウオシュレットがついたことです。こちらでは朝の6時(日本時間の8時)から「ごちそうさま」が見られます。
ホテルの窓からの風景
仕事先はスラバヤ工科大学(ITS)です。鳥の声につられて部屋を出てみましたが、暑くて外へ出る気がしません。ITSは広大なキャンパスに立派なビルが次々に建設されていってます。建物の中でスズメを見ました。日本と同じスズメ(Tree Sparrow)でした。
ITSの建物
お借りした研究室のある建物
昼休みに少しだけスラバヤの海岸付近に連れて行ってもらいました。公園には大きな寺院の仏塔があります。北京にあった何とかいう塔と似てますね。
仏塔
漁港付近はは遠浅の泥の干潟になってます。最終日にはここで船に乗りました。
漁港
ムツゴロウのような魚がたくさんいます。
魚
サギの仲間が来ましたが、図鑑を持ってこなかったので、何かわかりません。後で調べたらオオヨシゴイの様でした。
オオヨシゴイ
これも同じ種のようですが、やはりオオヨシゴイ (Schrenck's Bittern) でしょうか。アマツバメの仲間も飛び回ってますが、写せません。
オオヨシゴイ
これはコサギでしょうか。指は見えませんでした。見えても泥で汚れているでしょう。
コサギ
これもコサギでしょうか?外国ではみんな違って見えます。
コサギ
きれいな花のトンネルもありました。
花
ツバメを動画で写してみました。ITSのキャンパスの端っこです。モスクからの放送も入ってます。
午後、トイレに行ったらこんな鳥がいました。初めは頭がとがってるのでコウラウンかと思いましたが、腰が白いのでコシジロヒヨドリ (Sooty-headed Bulbul) のようです。
コシジロヒヨドリ (Sooty-headed Bulbul)
伸び上がると腰が白いのがよくわかります。
コシジロヒヨドリ
図鑑のコシジロヒヨドリはvent(肛門付近)が赤いものが多いですが、この個体は赤くはなく黄色っぽい感じなので、亜種が違うかもしれません。
コシジロヒヨドリ
コウラウンかと思ったコシジロヒヨドリの声です。絵には鳥は映ってません。
鳥を見てたらいきなりヤギの群れが通り過ぎて行ったので、びっくりしました。
ヤギ
12/3:ITSのキャンパス内を暇を見て歩いてますが、暑いので短時間だけです。 蝶を見つけました。カバマダラのようです。
カバマダラ
裏面も写しました。こちらは翅がボロボロです。
カバマダラ
近くにこんな花が咲いてました。ガガイモの仲間のようです。
ガガイモsp.
葉を見ると幼虫がいました。カバマダラの幼虫のようです。これはカバマダラの食草なんですね。熊本では川尻にまで進出しているそうですが、こんなところで出会えました。
カバマダラ幼虫
黒くて大きな別の蝶を見つけました。体はカバマダラに似たまだら模様なので近い仲間なんでしょう。カバマダラより大きい蝶でした。調べた範囲ではウスグロシロオビマダラのようですが、どうでしょうか。
ウスグロシロオビマダラ
トンボも見つけました。ウスバキトンボに似ていますが、違いますね。後でアメイロトンボのメスだと教えていただきました。
アメイロトンボ♀
胴には模様がありません。調べようがないですね。と書いてましたが、後翅の不鮮明な褐色斑が決め手で、日本のトンボ図鑑にも載っていました。日本では南西諸島に分布しているようです。
アメイロトンボ♀
鳥もいますが、なかなかうまく写せません。チョウショウバト (Zebra Dove) のような感じです。
チョウショウバト?
今日の鳥の声です。モスクの放送が無い時間帯でないと録音できません。大きめの鳥でしたが、しっかりと姿を見られませんでした。昨日見たコシジロヒヨドリの声のようです。
午後になると、セッカが 鳴きながら飛び回ってると思ったら、近くに止まりました。やはりセッカのようです。
セッカ?
ハトの仲間もいますが、シラコバトのような色合いでした。これもやはりチョウショウバトのようです。
チョウショウバト?
ITSの敷地の外に出ると、池がありました。サギがいたんですが、飛んでしまいました。携帯のアンテナは立派です。
外部の風景
ITSに戻ると立派な建物が目立ちます。右の建設中のビルはリサーチセンターだそうです。
建設中のリサーチセンター
今日もヤギの行進が来ました。鳴き声が入りませんでしたね!この後、ITSの構内に入ってきて草を食べてました。
帰り道なので鳥市場に寄ってもらいました。たくさんの鳥がかごに入れられて売られています。
鳥市場のその2.隣は植木や鉢物の植物を売ってる市場でした。
(1)シェラトンホテル、(2)スラバヤ工科大学(ITS)、(3)スラバヤ動物園
12/4:仕事本番のITSでのワークショップにゲストとして出席しました。コーヒーブレイク中の写真です。
コーヒーブレイク
コーヒーブレイクしてたテラスからの景色は緑豊かできれいです。「エコグリーンキャンパスですよ。」とのことです。
ITSキャンパス風景
午前中にワークショップが終わったので、午後は動物園に行くことにし、Iさんの娘さんが動物が大好きとのことなので、彼の家族みんなと行くことになりました。踏切で待ってると、車の隙間にどんどんとバイクが入り込んできて、渾然一体となります。どこの道路もこんな感じです。真中のワゴン車は左右の窓際に長椅子があって、大勢が乗れるようになっており、公共交通機関だそうです。大きなバスはめったに見かけません。右側に通過中の一両の列車が映ってます。
道路状況
動物園前のスラバヤのモニュメント前で記念撮影。「スラ」は上側のサメのことで、「バヤ」は下のワニのことだそうです。Iさんの上の娘さんはインドネシア生まれですが、最近まで5年間フランスにいたのでフランス語しか話せず、下の娘さんはフランス生まれだが1歳半くらいでインドネシアに引っ越したので、インドネシア語しかわからないそうです。
スラ・バヤのモニュメント
動物園では、檻の中の動物より道を歩いている鳥の方が気になります。これはシンガポールでも見たカノコバト (Spotted Dove) のようですね。
カノコバト
コモド大トカゲはインドネシアのコモド島にしかいないそうです。
コモド大トカゲ
動物園のチケットは手首に巻くようになってました。
入園チケット
(1)スラバヤ、(2)Secret Zoo
12/5:スラバヤから100kmくらい南のMalangにあるSecret Zooに行きました。しかし、カメラのSDカードをノートパソコンに入れたまま忘れてきました。「そんなのどこでも売ってるよ!」とのことで、村の携帯屋さんに立ち寄りました。写真は携帯屋さんの店先で試し撮りをした絵です。携帯屋なのでマイクロSDしかなかったんですが、アダプターもあったので、使えました。4GBのマイクロSDは550円で、アダプターは50円でした。
村の携帯屋の店先
マイクロSDとアダプター
Secret Zooの入口に着きました。
Secret Zooの入口
隣に立派な博物館があり、両方入れます。
博物館入口
まずは昼食で、食堂の中ですが、すぐ横をチータとヒョウが歩き回ってます。テーブルがゆっくり回転しています。
レストラン
レストランで動画も撮りました。チータがすぐ横を動きまわってます。
雨が降ってきたので、あまり見られませんでした。シロガオリュウキュウガモ (White-faced Whistling-Duck) は動物園でも初めて見ました。アフリカと南米に分布しているようです。
シロガオリュウキュウガモ (White-faced Whistling-Duck)
セイタカシギもいましたが、頭が白い亜種オーストラリアセイタカシギ (White-headed Stilt) のようです。
オーストラリアセイタカシギ (White-headed Stilt)
雨なので博物館の方へ行きました。モルフォチョウのコレクションは綺麗でした。
モルフォチョウ
博物館の展示は南極の様子を再現してあったり、なかなか見ごたえのある展示でした。
南極の様子
ホテルが併設されていますが、外観は面白いものでした。
ホテルの外観
(1)スラバヤ工科大学(ITS)、(2)海辺のレストラン、(3)スラマドゥ大橋
12/6:W先生が急に出張になり、代わりにゼミの指導をすることになりました。修士2年の学生さんがプレゼンしてくれました。
ITSでのプレゼン
学生さんたちとの記念撮影です。
プレゼンしてくれたITSの学生さん達
その後、海辺のレストランで食事会。
海辺のレストラン
そして、船に乗って2009年にできたスラマドゥ大橋を見に行きました。向かいのマドゥラ島への5.4kmもある橋です。
舟遊び
スラマドゥ大橋
橋の近くを通過する際の動画です。
2隻の船に分乗しました。
学生さんの船
学生さんが私を写してくれました。
夕方の飛行機でシンガポールを経由して帰国しました。